Ocha's omission photographs

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K240studio

AKGのK240studioについてです。
K240は1975年にモニター用として作られたセミオープンヘッドホンで改良を経て
K240MonitorやらK240DFなどが後継機として作られているようです。
また、K240とその後継機は世界中のスタジオでかなり普及している機種のようです。
K240StudioはそのK240シリーズの最新機種です。


まず、K240Sの2006年現在の新品での販売価格ですが購入場所でかなり差があります。
それというのもAKGのヘッドホンを輸入してる正規代理店が日本に2社あるんですね。
主に家電量販店やオーディオショップに卸しているハーマンインターナショナルと
楽器店に卸しているオールアクセスがあります。
ハーマンでしか扱っていない機種とオールアクセスでしか扱っていない機種がありますが
基本的に両社で扱っている機種ならオールアクセスのほうが圧倒的に安いです。
K240Sの場合はオールアクセス扱いなら最安値がほぼ1万円ちょうどくらいで
ハーマン扱いになると1万7千円にもなります。
もちろんうちのK240Sはオールアクセス扱いです。


外見は写真で見た初代K240とかなり似ていて、時代を感じさせるレトロなデザインです。
古臭いんですが黒に金が配されたデザインがかっこいいと思います。
ただし、眺めてるだけだと大満足なデザインのK24Sも実際に手に取ると微妙に思う点が浮かび上がってきます。
金属パーツかと思ったパーツがプラパーツであったり、プラパーツの質感が低いんですね。
遠目から見ると少なくとも1万円以上のヘッドホンに見えますが
手に取ると1万円なら妥当かなくらいの印象に変わります。w
さらにマイナスをつけますと開封して手に取るとハウジングのあちこちに
小さな滴のようかたまり(接着剤?)が付着していました。
ちょっと管理がずさんな感じはしました。
と批判しつつも今売られているヘッドホンの中ではずば抜けてデザインが自分の好みだったりします。


装着感はかなりいいです。
ネットでの評価をぐぐりますとたまに側圧きついという意見も見かけますが
個人的にはゆるくもなくきつくもなくいい塩梅です。
重厚なデザインな割りにプラパーツがよく使われているせいかかなり軽量ですのでかなりずれにくいヘッドホンでもあります。
蒸れやすさは完全な密閉型よりも多少蒸れにくいです。


音漏れ防止性能や外音の遮音性能はあまりよくないです。
開放型ヘッドホンより音漏れしないのは確かですが
周囲に人がいる状況では音量をある程度下げる必要があります。
基本的には開放型ヘッドホンを使ってるのと同じ気持ちで使う必要がありそうです。


音ですがA900の音を基準に評価していきたいと思います。
音のバランスは極端なバランスではないものの低音が少し目立つように思います。
それもソースによってちょっとぼわついた感じの低音になり芯の通った感じではありません。
中音域や高音域は基本的に痛くもなく曇った感じもせず素直に出てるという印象です。
特に高音域はサ行の痛さや金物の痛さもないので非常に聞きやすいです。
ただし、高音域の痛さがない代わりに特に高い音域が押さえられているようです。
音場はそこそこ広くA900よりは確実に広がりのある音が聞けます。
ただしすでに手放したAD500ほど広くはないです。
篭り間はそれほどなく開放型に近い抜けのよさを感じますが
密閉型の音圧も多少感じられるのはセミオープンだからかと思われます。
解像度はクラシックとか聴いてみるとK240Sの方が高いことが伺えますす。
また、A900は多少冷たい感じの音ですがK240Sは冷たくも暖かくもないです。
A900は多少湿った感じのつややかさを感じますがK240Sは湿ってもなく乾いてもいない感じです。
響きはA900の方が豊かでK240Sに比べるとリヴァーブが少しかかったように聴こえます。
響きがある程度あった方がぱっと聴きはきれいに聴こえますが
個人的にはヘッドホン側で付け加えてくれなくていいと考えます。

結果としてはK240SがA900に劣っているところは
・特に高い高音に伸びがない
・低音の量は出てますがぼわつくことがありしまりに欠ける
といったところで
勝っているところは
・高音にあまり伸びがない代わりに痛さがなく、ほかの音域も痛さはほぼなし
・解像度が高い
といったところでしょうか。
ほかの差異は基本的に味付けありか味付けなしかという点にまとめられますので人によってはプラスにもマイナスにもなると思います。


とりあえずまとめますと
ハーマン経由のぼったくり価格では買うのは避けた方がいいということ
低音のぼわついたなりが一癖あるけれども基本的には素直で聴きやすく高性能ということ
でしょうか。
楽器屋で1万前後で入手するならかなりコストパフォーマンスが高い機種だと思います。
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